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試合は、正直なところ受け身だった。

現地時間1月7日に開催されたプレミアリーグの第21節で、三笘薫が所属する10位のブライトンが、

2位のマンチェスター・シティとアウェーで対戦した。

ボールは動いているのに、ゴールの匂いがしない。スタジアム全体が、

次の一手を待ちながら息を潜めている――そんな時間が続いていた。

三笘が左サイドハーフで先発したブライトンは、序盤から押し込まれる展開が続く。

41分には、ゴメスがドクを倒して献上したPKをハーランドに決められ、先制を許した。

均衡。焦り。ため息。
「今日はこのままなのかもしれない」
そんな弱気が、頭をよぎった瞬間だった。

空気が変わった、その一瞬

三笘薫がボールを持った。

迎えた60分、待望の瞬間が訪れる。左サイドでボールを受けた三笘がカットインして右足を一閃。

ニコ・ゴンサレスの股を抜くコントロールショットをファーサイドに叩き込み、鮮やかにネットを揺らしてみせた。

ボールがネットを揺らした瞬間、スタジアムの空気が一変した。

歓声というより、爆発だった。

 

ゴール以上の価値

このゴールが特別だったのは、スコアが動いたからだけではない。
それまで支配していた「停滞」を、三笘薫が一人で断ち切ったからだ。

・チームの動きが一段階上がった
・相手の守備に明らかな動揺が生まれた
・観ている側の感情が、一気に前を向いた

サッカーでは、こういう瞬間が確かに存在する。
たった一つのプレーが、試合の文脈を塗り替える瞬間が。

「違い」を作れる選手

三笘薫は、常に派手なプレーをするわけじゃない。
でも、必要な場面で「違い」を出せる。

それはスピードやテクニックだけの話ではなく、
今、何が求められているかを理解しているからこそ生まれるものだと思う。

この日のゴールも、偶然ではなかった。
試合の流れ、相手の一瞬の隙、そして自分の役割。
すべてを引き受けた結果の一撃だった。

余韻の残る夜

試合終了の笛が鳴ったあとも、あのゴールの映像が頭から離れなかった。
スーパープレーだったからではない。
「空気が変わる瞬間」を、はっきりと感じてしまったからだ。

サッカーを観る理由は、きっとこういう夜に出会うためなんだと思う。

三笘薫が決めた、その一瞬で空気が変わった夜。
この試合は、きっと長く記憶に残る。

 

 

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